中村社長

前職も自社設計の工務店で働いていました。ただ主な業務は、図面の修正などといった先輩のサポート。アシスタントという立場上、お客さまとやり取りできる機会が少なかったんですよね。約3年働きましたが、もっと主体的に仕事がしたいと思って転職を考えるようになりました。

藤原

つい最近、河口湖近くの家を担当しました。目の前に河口湖と富士山がセットで見える場所だったから、それを活かさない手はないなって。富士山を見るためだけに窓を設けてみようとか、色々なアイデアを提案させてもらいました。

中村社長

最終的にはその窓はつくらずに、お風呂場から富士山を望めるようにしたんだっけ。提案は通らなくても、「山梨の景色を活かすこと」を中心にアイデアを膨らませていけるのはこの仕事をしていて楽しい瞬間だよね。

楠

やっぱり僕たちの仕事の中心には「景色」がありますよね。藤原さんたちテクニカルデザイナーが設計してくれた図面を見て「この景色をお客さんに届けたいんだな」ってわかると、僕たちもそのイメージに近づけようとやる気が出ますから。あと大工目線で言うと、都心と比べて家づくりの自由度が高いことも魅力かな。

楠

ここ最近、現場で仕事をしていると近所の方から「KESHIKIってよく聞くよ」って声を掛けていただくことが増えてきて。KESHIKIの知名度が徐々に上がってきていると感じませんか？

藤原

わかります！お客さまと打ち合わせしていると、Instagramで「いいな」と思った家の写真がたまたまKESHIKIの施工事例だったとよく聞きますね。

中村社長

こだわりを持って満足できるものをつくり続けてきたからこそ、気にかけてくれる方が増えてきているよね。せっかくの機会だから、お客さまから言われて嬉しかったことがあればぜひ聞いてみたいな。

藤原

たくさんあるんですけど、やっぱりお引き渡しの時に「KESHIKIにお願いして良かった」と言ってもらえたときはすごく嬉しいですね。また次も頑張ろうって思える。楠さんは？

楠

工事中にお客さまが現場に来てくださることがあるんですけど、家を見たお客さまが「すごい」とか「きれい」とか呟いてくれる瞬間がすごく嬉しくて。僕に気を遣わずに出てきた、自然で嘘のない言葉だと思うんですよ。

藤原

この中で一番若手の私から見ると、KESHIKIは相談しやすい雰囲気があります。社長も先輩も一切壁をつくらないで、何を聞いてもちゃんと答えてくれる。

楠

そう思ってくれているなら良かった。ここだけの話、ざっくばらんに話ができるような関係づくりを意識しているんですよ（笑）

藤原

え、そうだったんですか！ありがとうございます（笑）

（笑）

楠

いやいや、半分冗談ね（笑）でも、藤原さんが言う「相談しやすい雰囲気」は、僕が入社したときから感じていて。それは社長の人柄も関係しているのかも。工務店で働く人たちって頑固でお堅いイメージがあったけど、社長はそんなことないんですよね。いつでもウェルカムな雰囲気を出してくれている。

藤原

アドバイスもダメ出しもしてくれるし、外部の勉強会への参加も積極的にさせてくれるから、ちゃんと成長できるように見てくれているんだなと安心します。

中村社長

KESHIKIの決まった習慣でいうと、お昼の時間はみんなでテーブルを囲んでご飯を食べるようにしているよね。

藤原

テレビの話とか最近出かけた場所のこととか……私、近くに座った人と本当にざっくばらんに色んなことを話してます。

楠

あとキッチンがあるから、コロナ禍前は事務所で飲み会を開くことも多かった。ハロウィンパーティーでは、社長は蝶ネクタイを付けてちょっとした仮装をしていましたよね。

中村社長

懐かしいな！タイミングを見つつではあるけど、社員交流の機会としてそういうイベントもそろそろ復活してもいいかもしれないね。

楠

KESHIKIには飲み会が好きなメンバーも多いですし、再開したらきっと楽しいですよ。僕はお酒は飲まないけど、酔っぱらって陽気になっているみんなを見るのが好きだから、是非（笑）

藤原

楠さんみたいに飲まない人もいるけど、飲み会でワイワイするのはみんな好きですよね。それと、お店で飲み会をするときは、参加費も帰りの代行費用も会社が出してくれるから本当にありがたい！アットホームな会社って言うとちょっと怪しげに思われそうですが、みんな仲が良いのは間違いないなって思います。

藤原

KESHIKIの今後について社長はどう考えているんですか？こういう場だから聞いてみたくて。

中村社長

5年後も10年後もその先も、お客さまに「KESHIKIで家を建てて良かった」って思ってもらいたい。だからまずは、会社が続いていくということを大切にしたいかな。そのうえで、時代に流されない普遍的な家づくりをしていく。何十年と住み続ける家だからこそ、いつの時代に見ても「格好いいな」「センスが良いな」と感じられるようなものにしていきたいかな。2人はどう思ってるの？

楠

僕はもっと知名度が上がってきて、街の一部に「KESHIKIの街」みたいなものができている未来も面白いだろうなと思っていています。一切妥協のない家をつくっているからこそ、そういう大きなことにもチャレンジできたらって。

藤原

私も楠さんと似たイメージを持っているかも。あとは、外観をパッと見ただけでKESHIKIだとわかってもらえるくらい、地域に根差した存在になりたいなと思っています。

中村社長

なるほど。2人が話してくれたアイデアや視点も面白いし、そんな景色も見てみたいな。これから先、新しい人たちが入社して、楠さんや藤原さんやみんなが成長していって……5年後、10年後にどんな景色が広がっていくか楽しみだね。